(写真は内容とは無関係です)
二日連続でこのブログの更新、というのもかなり久々ですが…。
先日つい興奮して長々と解説してしまった映画「インセプション」、どうも見て以来夢見が悪いのですが、あの複雑な構造を持った作品世界・ストーリーを視覚的にわかりやすく説明する図表(Infographic)のコンテストをFast Companyが先週から開催していたのですが、本日最優秀作品が発表されていました。
応募総数がどのくらいあったかは不明ですが、上の最優秀作品の発表前にFCのサイトで紹介されていた入選作品(?)はどれも力作でした。こちらとこちらに取り上げられています。選考基準はかいつまんで言えばこの作品を特徴づける以下の要素がわかりやすく視覚的に説明されているか、であると思います。
- 夢の階層構造
- 登場人物の「見る夢」の役割分担
- 夢の階層を重ねるごとに延びる時間
- 一つ上の夢の階層に、そして最終的に現実世界に戻る「転落ショック」
- 作品世界内の制約条件や障害
- 「植え付け(インセプション)」の発生
「入選」にとどまった作品はこれら各要素のいずれかが抜けているか、あるいはある要素ばかり前面に出ていたり、はたまた全てを詳細に説明しようとし過ぎてわかりにくくなっているか、といったものでしたが、さすがに最優秀作は良く出来ていました。
コンテストの賞品はそれこそだいぶ以前(げ、7年近く前だ)にこのブログで紹介したEdward Tufte氏の書籍セット、だそうです。さもありなん、ですね。
これは、ビジュアル的にも美しいですね。2度劇場で見ましたが、
Blu-rayを買って英語字幕付きで最終確認したいです(笑)
Posted by: kaori | August 19, 2010 at 10:34 AM