という名前のwiki発見(リンク)。自分のレジュメ(履歴書)をポストしておくと、皆でよってたかって修正/改良してくれるというWikipedia的世界を目指したもの。自分のレジュメが編集される過程はRSSフィードで確認できる。同時に、レジュメ書きを含めたキャリア関連の情報共有の場でもある。
今のところ何人位が使っているのかな、と思い見てみると、まだ14人。去年の10月頃に作られたwikiなので、まあ「少ない」と言って良いだろう。自分の中途半端な(あまり自信のない)レジュメを公開するのはやはり気が引けるのか。
どうせあちこちに配ったり求人ウェブサイトで公開したりするものではないか、と思うかもしれないが、そういったところに出す時点では(思い込みもあるだろうが)「完成」したもの、人に見てもらいたいと思うものになっているはずである。こういうところに出すということは、やはり何か自信が無いのだろう。
「草稿」をいきなり人目にさらすこともちょっと疑問だが、それを差し置いても、このインタラクティブなレジュメ改良過程をwikiを介して他のネットユーザーに託してしまうのはちょっとどうかな、と思う。
レジュメとは誰しもそうした「自信のない」段階から出発して、友人や信頼のできる元上司、(今は直接利害関係のない)仕事相手等に見てもらいながら内容を充実させていくものである。そういった場で、自分を良く知る人に建設的なアドバイスをもらうと共に、レジュメをはさんで人と対話するというネットワーキングや面接の予行演習もできるのである。こういうのは、wikiには期待できないと思う。
そういった限界を理解した上で、そういった「自分を知る人/応援してくれる人」に限った「閉ざされたコミュニティ」の中でのツールとしてwikiを活用するのはもちろんありだとは思うが、(レジュメ添削を軸にしたソーシャルネットワーキング?)それにしても実際に色んな人と会う経験を置き換えるものではない。
と、いろいろ考えさせてはくれたので、これはこれで結構面白いものを見つけた、と言っても良いかな…。
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