ゲストblog以降、ちょっと頭が飽和気味だったので、メンテ的なエントリやよそのblogへのコメント対応以上のことはしていなかったが、またぼつぼつと書き出そうと思う。また、Bloglinesの登録先に追加変更をしたので、ご興味のある方はどうぞ。まだ英語のものばかりではあるが。
さて、今後は文章ばかりでなく、「ああ、こう言うと/書くと決まるな」と思った発言も取り上げてみたいな、と思っている。ただ、そんな台詞にはそうそう行き当たりもしないので、今日は金曜日に私がオフィスでかました馬鹿発言でお茶を濁すことにしたい。
まずはちょっと背景の説明。
私の通勤路はI-280という、サンノゼからサンフランシスコまでベイエリアの西側の山裾を縫って走るフリーウェイである。この280、スタンフォード大学の裏山を通るあたりは非常に美しい風景であるが、左右どっちを見ても山ばかり、というベイエリアの田舎っぷりを顕著に現す光景でもある。野生動物も多く生息しており、鹿、狸、ウサギなどを見る事も多い(見た事はないが、山猫もいるそうだ)。オフィスの駐車場で鹿にでっくわして驚いたこともある。
尾籠な話で恐縮だが、従って、280、特にこの区間には夜間に道路を渡ろうとして車にはねられた動物の屍骸(Roadkill)が落ちている、といったことが日常茶飯事である。特にここのところ春の兆しが見えてきたせいか、その数も増えてきたように思える。
前置きはこのくらいにして、当社のヴァイスプレジデント(「VP」、女性)と私との会話。
[VP] Warm day, isn't it?
[Me] Spring must be here, I saw a lot of roadkill on 280 on my way this morning.
[VP]「あったかくなってきたね」
[私]「春が近いんだろうね、今朝も出勤途中で車に轢かれた動物をいっぱい見かけたよ。」
[VP] (laughing uncontrollably) You are so prosaic. I've heard people talk about flowers blossoming, the hills turning green, but you, you sense spring by observing roadkill. You are so bizzare sometimes.
[Me] I knew I was saying something stupid, but I had to finish my line. I guess I got the intelligence to realize it, but I lack the discretion to shut up.
[VP] (still laughing) You know what, you've been a bachelor too long. You're thinking aloud.
[Me] I'm just transparent.
[VP] 「(大爆笑しながら)あなたってなんて散文的な人なの。普通は花が咲き始めたりとか、草木が青々としてきたのを見て春だねえ、とか言うのに、動物の屍骸を持ち出すなんて。あなたって時々、とてつもなくおかしなこと言う人ね。」
[私] 「我ながら変なことを言いかけてるな、とは思ったけど言わずにはおれなかったんだ。気づくだけの知恵はあっても、言うのをやめる分別がないんだね、きっと」
[VP] (笑い続けながら)「独身生活が長過ぎて、考えてる事を独り言として言うクセがついてるのよ、それは」
[私] 「考えてる事、分かりやすいでしょう?」
おかしなことを言うつもりは決してなかったのに…。はからずも、自分のボケっぷりをさらけだした一幕であった。
読者の皆様におかれては、こういうボケを他山の石とされることを願いたい。
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