
ここのところこればかり、の書き出しですが、またもやNY TimesのMark Bittman氏のブログで紹介されていたレシピを試してみました。
Bittman氏(Wikipedia記事)は本職はジャーナリストで、食べ物について書いているうちに料理をマスターしてしまい、それが嵩じてベストセラーの料理本を何冊も書いたり(一番有名なのは"How to Cook Everything”です)、テレビで本職の料理人と競演したり、という人です。NY Timesでは上記の"Bitten”というブログでレシピばかりでなく食や食材、食品産業にまつわる様々な話題を取り上げると共に、The Minimalistという実に読み応えのあるコラムを書き(こういう「読ませてくれる」記事を書けるジャーナリストを擁しているのがNY Timesの強みだと常々思います)、そして動画によるレシピ解説もしています。
このレシピはBroccoli Rabe(別称Rapini)というカブの仲間の葉野菜と自家製のガーリッククルトン(Toasted Garlic with Bread Crumbs)をパスタと和えただけ、というもので、パスタと野菜の配分を1:1ぐらいにすればかなり健康的な食事になる一品です。
作り方は以下の通りです:
- 薄切りにしたニンニクを、ひとつまみの赤唐辛子と共にフライパンにひいた室温のオリーブ油に入れ、焦げないように低めの温度でじっくりと揚げるように炒める(写真)
- ニンニクの良い香りが立ったら、細かくちぎったフランスパン(硬くなってそのままでは食べられない残り物を流用しました)をフライパンに入れ、これも焦げないよう、クルトン状になるまで炒めます(写真)
- クルトンがいい感じに炒め上がったら、別の器に取りよけておきます(写真)
- クルトンを調理している間にBroccoli Rabeをさっと塩で茹で(写真)、細かく刻んでおきます(写真)
- 野菜を茹でたお湯は捨てずに、そのままパスタを茹でます
- パスタを茹でている間に、フライパンにオリーブ油を再度ひき、刻んだBroccoli Rabeを入れ、軽く塩コショウで炒めたところにクルトンを入れ、湿っぽくならぬようざっくりと混ぜ合わせておきます
- パスタが茹で上がったら、茹で汁をほんの少し取り置いて笊にあけます
- 茹でたてのパスタを即野菜とクルトンの入ったフライパンに入れ、混ぜ合わせます(ここで少し茹で汁を入れると混ぜやすくなります)
- お皿に盛り、コショウを碾きかけて、少し苦みのあるBroccoli Rabeとカリカリしたクルトンとニンニクの歯触り、アルデンテパスタの食感を楽しみつつ食べます
オリジナルレシピでは最後にパルミジャーノチーズを下ろしかける、とあります。それはくどいかな、と思って割愛したのですが、食感的には素晴らしい(パスタ特有の、作る時間が食べる時間より圧倒的に長い、というのを改めて実感します)ものの、もうちょっとコクが欲しいな、という仕上がりだったので、チーズには十分意義があると思います。
Broccoli Rabeが手に入らない場合は、ブロッコリーニ、または菜の花等の青物でやってみると良いと思います。普通のブロッコリーでもいけるのではないでしょうか。春菊はちと臭気がキツいので避けた方が賢明と思われます。
このパスタには白ワインだな、と思いつつフルーティなシャルドネもソービニョンブランも合わなさそうで、「これは合うだろう」という確信めいたものをもって先日ご紹介したオーストリアのGrüner Veltliner(グリューナーウェルトリーナー)を合わせました。今回はヴァッハウ渓谷(知りませんでしたが世界遺産だったのですね)産の、まさに先日お目にかかったワインメーカーが作ったものを頂きましたが、白コショウめいた刺激のあるグリューナーとこのパスタの相性は抜群でした。少し唐辛子を多めにすればビールとも相性は良いのではないでしょうか。
これはまた作って食べよう、という一品でした。









Recent Comments