しょうもない話です。
昨日「風船を家にくくりつけて飛んで行く」という設定を元にした映画「Up」について書きましたが、そういや現実でも同じようなことをやった人がいたなあ、とふと思い出しました。
まずは連想された方もかなりおられたのではないかと思いますが、いわゆる「風船おじさん」。ちゃんとウィキペディアの記事(日本語のみ、但しこちらに言及あり)になっていますが、当時ニュースで見るなどしていてそれなりに事件のことを知っているつもりでしたが、この記事を読んでこの人の本職がピアノの調律師だったこと、「試験飛行」のはずがいきなり本番の太平洋横断になってしまったこと、等の事項を知りました。なんとなく「風船爆弾」も連想してしまいましたが。
ただ、驚いたのはなんとこの人物をもとにして蟹江敬三の一人芝居が作られた、という事実です。ひょっとして、と思いYoutubeなど検索してみましたが、さすがに見つかりませんでした。こんな記事はあったのでなんとなく様子はうかがい知ることができましたが…。
日本が「風船おじさん」とどことなくメルヘンっぽい人物なのに対し、アメリカには"Lawn Chair Larry"(庭椅子のラリーさん)というもうちょっと即物的なニックネームの人物がいます。こちらはアメリカ以外ではあまり知られていないとは思いますが、ある日ふと思い立ってアメリカの家には良くある庭椅子に風船を大量に取り付け、ビールを持って(!)庭の上空にちょっと浮かんでみようか、としゃれ込んでみたのは良いものの、浮力を過小評価していて4,600メートルと思ったより高く上ってしまってパニックに陥り、最後は電線に風船が絡んで停電まで起こした、という事件を起こした人物です。行方不明になってしまった風船おじさんとは違い、こちらは無事生還して警察に捕まりましたが。
1982年の話なので、風船おじさんのちょうど10年前、になりますが、パブリシティ狙いの「風船おじさん」に対し、このラリーさんの行動はもっと単純な「空を飛ぶこと」へのあこがれに根ざしていたようです。最も、ラリーさん、結果的に一時有名になってテレビ出演を果たし、その後しばらく講演活動を行うなどしたそうですが、特に金銭的成功には結びつかず最後は自ら命を絶ってしまったのですが…。
ちなみに、ラリーさんに関するWikipediaの記事には、しっかりと:
- A similar story is to be portrayed in Pixar Animation Studios' Up, about a man who lifts his house into the air using helium balloons.
と書かれていました。風船つけるとこまでは一緒ではあるものの、決して「似た話(similar story)」ではないと思いますが…



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