日曜日に会場からエントリしたWired誌主催の「未来のショーケース」NextFestであるが、今日はそのざっとした感想。1日たったので旬は外しているかもしれないが…。
"Experience the Future"というキャッチフレーズ、単なるコンセプトだけでなく実際に動くプロトタイプが見れる、といった点に惹かれて行ってきたのだが、全体的にはちょっと小ぶりかな、という印象。会場が狭いので何だかこじんまりした感じになっていた、というのもあるが、「すげえ、こんなの見たこと無いぞ!」という、英語で言うところの(こう書いてしまうのも、ちょっとAN!をチャネリングしてるな…)"Wow"感には乏しい感じがした。
展示されたものの多くについて既にWiredやMIT Technology Reviewといった先端テクノロジー紹介雑誌を始め、Slashdot、BoingBoing、Gizmodo、Engadgetといったここでリンクを張るまでもないようなサイト、そしてその他無数の「coolなモノ」を紹介するblogで触れていた、というのが最大の理由だと思う。Wiredが主催、というので何かもっとカッ飛んだ、世界初公開みたいなものを期待はしていたのだが。ただ、そうやってウェブ上で見たものの実物を目の当たりにして触ったりデモを見たりすることができたので、「全くつまらなかった」わけではないが。
Feedsterに集められたこのイベントに関するあちこちのblogでの報告の多くも、「なんだかねえ」的なものが多いように思う。
実は日を同じくしてRobert ScobleもこのNextFestに息子さん連れで訪れていたのだが(どうも朝にきたようで、実物に会うことはできなかったが)、彼のblogではもっと手厳しく、"Wired's NextFest made me uncomfortable."と、「不安を覚えた」とまで書いている。
その理由として、Scobleは"Not much practical value"、"Microsoft and Apple weren't there"、"It was too crowded"の3つをあげている。2番目はちと手前味噌かなと思うし、3番目は同感するが、最初の"Not much practical value"については、このように書いている。
There wasn't much practical mixed in with the research prototypes and the really expensive stuff. Between the Sony Robots, the GE jet engine, the Barco $500,000 Linux 3D system, and prototypes from Intel, iRobot, HP, and many others, there just wasn't much that average people could take home and use, or see using anytime soon.
かいつまんで言えば、実用性に乏しく、プロトタイプどまりになりそうなものや、やたらとコストの高くつくもの(良い例はこちらの「空飛ぶ車」か)ばかりで、一般の人が購入して日常生活に活用できそうなものが殆ど無かった、ということになる。
私としては「コストの高くつく」ものについては同感だが、実用性という点ではGEやモトローラの出した、来年あたりには実用化しそうなものがあったし、「一般の人」については売り出したらけっこう売れそうなものはあるな、とも思ったのでこの主張に全面的に同意し難い。ただ、Scobleにこんなことを書かせたのは、上にも書いた"Wow"の乏しさなのではないかな、と思う。また、実用的なものが、ラディカルな新技術やアイディアの産物、というよりは既存製品の延長線上にあるものばかりなので、「未来」を謳っているわりにはちとしょぼいな、という印象もあったのではないだろうか。
あとは、展示品の多数が「車」「ロボット」「バーチャルリアリティ」「人体強化・改造関係」といった「未来はこうなる」的博覧会のお約束モノが中心(30代後半以上の方はここで「大阪万博」や「つくば博」を思い出してみよう!)で、彼の関心事である「個人の情報生活」に関するものがあまりなかった、というのもその理由か。
まあ、他人の感想の背景を云々するのはこのへんにして、最後に、そんなイベントの中でも自分が気に入ったものをあげよう。それはBushPigなる、エンジンつきのスケボーとバイクの合いの子のような乗り物。実はこれはもう購入できる。(詳細はこちら)会場で聞いた値段は約1000ドル、だったのでそれよりは高いが、自分の乗っている自転車(ビアンキ)とそう変わらない値段である。自分の運動神経を度外視すれば、ベイエリアのワイルドなところに持っていって乗ったらさぞかし楽しそうである。
ああ、ついつい食指が…。
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