The Most Powerful Man in Technology (Journalism)
まず始めに、昨日始まった「Ask Naotake」について。こちらのブログでなんだか気恥ずかしくなるぐらいの取り上げ方をしていただいた。
お互いに個人のBlogは持たれており、それとは別にある内容に特化したサイトなり何かを作っていくことは新しい流れを感じさせる。(中略)個人がウェブサイト(Blog)を持つようになった今、それらが向かう次の形は人と人との連携なのかもしれない。勿論つながりはもとからあるものなのかもしれないが。
個人の知見を価値の源泉とし、書き手の発信したものに対する読み手のリアクションを記録するブログではなく、読み手も書き手が対等の関係で、複数人によってのみ形成される価値、というものに対する実験である…などと言いたいが、実際には
そんなに深い考えはなくて、「面白そうだからやってみるか」的ノリで始めた次第である。
ただし、「面白さ」を感じるところは私とまるあつ氏の普段のやりとり(の一部ですが)をウェブ上で公開して、どこまで他の人が興味を示してくれるか、参加してくれるか、というところにあると思うので、「つながり志向」というのはご賢察の通りかも。
と、ここまではマクラのつもりだったのだが、ちょっと長くなってしまった。本題は、Wired誌に掲載された、Wall Street Journalの「Personal Technology」(登録要)というコラムの著者、Walt Mossbergに関する「The Kingmaker」という記事のクリッピング。
XM is only one of dozens of companies that have redesigned products in response to Mossberg's unsparing criticism. RealNetworks overhauled its RealJukebox player. Intuit revamped TurboTax. Mossberg even forced Microsoft to scrap Smart Tags, which would have hijacked millions of Web sites by inserting unwanted links to advertisers' sites. Few reviewers have held so much power to shape an industry's successes and failures.
この人、「一般ユーザー」の代表(実際にはすごいテクノロジーオタクのようだが)として「役立つか、使い勝手が良いか、わかりやすいか」というシンプルかつ本質的な視点で個人用のハイテク製品を斬りまくり、会社の株価や製品のデザインをも左右してきた人である。ジャーナリズム専攻で、ずっと記者だったわけだから文系人間である。いつもコラムを読んで感心していたが、この記事を読んで、あらためて面白い人だな、スゴい人だな、と思った次第。
また、「文系オタク」の自分がシリコンバレーでサバイバルできているのは「テクノロジーが好き」「技術そのものは分からなくても、ユーザーレベルで役立つか、役立たないかを考えることができる」「自分の思った事を、技術畑の人々と『普通の言葉で』コミュニケートできる」という3つの特質によるところが大きいが、Mossbergの「影響力」も、その3つと同種のものに立脚して書かれているように思える…などと不届き千万なことを書くのは多忙な一週間の終わった(実際には明日オフィス移転のため休日出勤なので終わっちゃいないのだが)金曜の夜にビール飲みながら書いているから、ということでご容赦願いたい。
ではまた来週。
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